ヤマろぐ。

金欠ガジェットライター

【テレビ業界】アシスタントディレクターの仕事を徹底解説!

こんにちは。アシスタントディレクターのノベルです。

 

今回はアシスタントディレクターの仕事内容について解説していきます。

 

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「アシスタントディレクターってどんな仕事だろう」

「激務と聞くけど実際どうなんだろう」

 

テレビ業界に入りたいアシスタントディレクター志望の方は仕事内容が気になりますよね。

 

この記事では、そんなテレビ業界に入りたい方に向けてアシスタントディレクターの仕事内容について解説していきます!

 

ポイントを押さえてしっかり解説していきます!

 

この記事を読み終えるころには、アシスタントディレクターの仕事内容について、バッチリ把握できるようになっていますよ!

 

 

そもそもアシスタントディレクターとはなにか?

アシスタントディレクターとは、番組制作ディレクターの補助をする仕事のことです。

 

"アシスタント"という名の通り、ディレクターの助手にあたるポジションです。

 

なので、ディレクターの指示に従って行動することが主な仕事になります。

 

ディレクターの指示とは、主に番組制作に関わることです。

 

つまり撮影の企画出しから、撮影の準備、撮影本番、撮影した映像の編集などといった番組制作に関わる全般の仕事のことを請け負うことになります。

 

予想できるかもしれませんが、正直大変です…

 

最初はアシスタントディレクターからスタート!

 

どんな人でも最初は皆アシスタントディレクターからスタートです。

 

なぜなら実績もスキルも何もないからです。

 

「ディレクターになりたい」「プロデューサーになりたい」「エディター(編集専門の仕事)になりたい」

 

いろいろ動機があって新人の方はテレビ業界に入ってきます。

 

ですが実績もスキルも何もない人に、いきなりディレクターやプロデューサーといった責任が大きすぎる立場になることはあり得ません

 

まずは下っ端であるアシスタントディレクターからスタートし、経験を積んで、ディレクターやプロデューサーに昇進します。

 

ですので、どんな人でもまずはアシスタントディレクターからスタートすることになります。

 

アシスタントディレクターになる条件

制作会社のアシスタントディレクターであれば、簡単になれます

 

特にスキルは必要ないからです。学歴も高校を卒業してあれば大丈夫です。

 

普通自動車免許ぐらいはあったほうが、重宝されるかもしれませんが、必須ではないです。

 

あえていうなら、年齢です。若ければ若いほど良いでしょう。

 

なぜならアシスタントディレクターとは未来のディレクターやプロデューサーの"卵"だからです。

 

その卵を育てる目的で、企業はアシスタントディレクターを募集しています。

 

もし、その卵がそこそこ年を重ねていると、成長速度が落ちているので、成長の見込みは薄くなります。

 

そのため、会社としては扱いづらいのですね。

 

だから、若ければ若いほど良いのです。

 

アシスタントディレクターになる条件は特にないですが、強いて言うなら

  • 高校を卒業している
  • 自動車運転免許を取得している
  • 年齢が若い(20代がベスト)

 

この2つがあれば採用率は高くなります!

 

ちなみに求人も結構多くあります。

 

『アシスタントディレクター 求人』と検索しただけで、結構出てきました。

 

jp.indeed.com

 

next.rikunabi.com

 

tenshoku.mynavi.jp

アシスタントディレクターの仕事

アシスタントディレクターの仕事は多岐に渡ります。

 

仕事の一連の流れを書いていきます。

 

一応過去にも、それとなく書いてたりします。

www.keybordsummer.net

 

①次の撮影の企画会議

次はどのような撮影をするのか、企画を考える会議をします。

 

この時のアシスタントディレクターの主な仕事は

 

  • 偉い人(ディレクターやプロデューサー)の発言をホワイトボードに板書する
  • 積極的に企画を立案する
  • 決まった企画に対して、どのような準備が必要なのか確認する

 

この3つです。

 

特に大事なのが、決まった企画についてです。

 

撮影までどのような準備が必要となるのか、しっかり確認しておきます。

 

ここを怠ってしまうと、準備不足により大惨事になるかもしれません。

 

決まった企画に対しては、ディレクターやプロデューサーに相談して、撮影当日までに準備できるように、確認することが大事です。

 

②撮影の準備

企画が決まったら、次に撮影の準備に取り掛かります。

 

主な準備は

 

  • 撮影に必要な道具のリサーチ
  • リサーチした道具の入手
  • ロケ先のアポイントを取る
  • ロケハン(ロケ先の下見)

 

このような準備が一般的です。

 

撮影に必要な道具を調べて手に入れます。

 

ロケをするならロケ先のアポイントを取って、実際に下見にいきます。

 

ロケ先の下見には行った方が良いです。

 

ロケ先の方に撮影の段取りの説明をしたり、どのようなカメラ配置で撮影するのかといった話が出来るからです。

 

③制作グッズの準備

 

撮影準備ができたら、次に撮影本番までに制作グッズを準備します 。

 

制作グッズとは

 

  • 油性ペンと水性ペン
  • カンペ
  • スケッチブック
  • ホワイトボードとそのペン
  • ティッシュやウェッティ
  • 文房具
  • 救急箱
  • テープ類

 

上記が制作グッズです。

 

ちなみに過去記事でも制作グッズについて書いています。

www.keybordsummer.net

 

撮影当日はこれら"ADバッグ"に入れて行動します。

 

ディレクターから言われた物をバッグから出して、使用します。

 

その他にも撮影で道具が必要であれば、適時使用します。

 

ちなみにこの制作グッズについてはこちらの過去記事で詳しく書いてあります。

 

④撮影本番の作業

 

撮影本番を迎えたら、撮影がスムーズに進むように行動します。

 

そのため、基本的にディレクターからの指示やディレクターの意図を汲んで、行動します。

 

カンペを出したり、使用する道具を出したり引っ込めたり、時にはカメラを使ったり。

 

撮影に関わる全ての仕事に携わることになります。

 

撮影終了後も撤収作業があるので、気は抜けません。

 

出演者を家に帰すために、タクシーを手配することもあります。

 

撮影が終わったからといって気を抜かず、作業をすることが大事なのです。

 

⑤撮影素材の編集

撮影した映像の編集もやっちゃいます。

 

なぜなら当然ディレクターの指示だからです。

 

編集の方針や構造はディレクターが決めますが、単純なテロップ入れ、SE、BGMなどの挿入作業や不要な箇所のカット作業などはアシスタントディレクターの仕事です。

 

まれに大きな番組となると、編集を専門とした会社に編集を頼むことはあります。

 

しかし基本的には編集作業はアシスタントディレクターの仕事なのです。

 

編集はかなり地道な作業です。

 

時間がかかる上に集中力がないと、スグに飽きてしまいます。

 

なので、飽きる前に編集を終わらせることが重要なのです。

 

実際にプロのエディターさん(編集を専門にした仕事)も、一気にぱぱっと終わらせています。

 

飽きる前に終わらせる。これが編集作業のコツです。

⑥アフターフォロー

お世話になったロケ先にお礼の電話をしたり、レンタルした物を返却したりと、撮影に関わった人や物のアフターフォローも大事です。

 

ここを怠ってしまうと、会社の評判が悪くなり、最悪次回撮影に必要な時に、協力してくれなくなる可能性があります。

 

面倒くさがらずに、アフターフォローはしっかり行いたいですね!

 

アシスタントディレクターに必要な素質

アシスタントディレクターに必要な素質は

 

  • 我慢強い
  • 理不尽なことに耐えられる
  • タフである

 

これだけです。

 

しかしこの3点が備わっていなければ、アシスタントディレクターに不向きといえるでしょう

 

なぜならアシスタントディレクターとは非常に怒られる立場だからです。

 

理不尽に怒られることもよくあります。

 

しかしそこで逆上してはいけません。

 

我慢して我慢して我慢して、アシスタントディレクターは成長するからです。

 

「自分のためにわざわざ怒ってくれるんだ」という気持ちを持って、耐えていきましょう!

 

まとめ

 アシスタントディレクターの仕事について解説してみました!

 

いかがでしたでしょうか。

 

アシスタントディレクターは非常に大変で過酷な仕事です。

 

しかし、今活躍しているディレクターやプロデューサーは、アシスタントディレクターで経験を積んで活躍しています。

 

誰だって苦しい時代を乗り越えて今があるのですね。

 

理不尽なことも多くある仕事ですが、その分見返りは大きい仕事だと思います。

 

なぜなら、理不尽なことを経験すればするほど、経験値が積み上がり、ディレクターやプロデューサーに昇進した時に役立つからです。

 

「辛いから」「苦しいから」といっても腐らず頑張ることが重要なのです。

 

これからテレビ業界に入る方は、アシスタントディレクターの仕事から逃げずに前を向いて頑張っていきましょう!

 

それでは今回はこの辺で。

 

ばいばい。

 

 

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