【仕事】ADがテープを使う場面ってどんな時?
こんにちは。山下です。
僕は2019年10月まで、テレビ番組のアシスタントディレクターの仕事をしていました。
ちょうど丸3年ほど勤めていました。
なので、ある程度ADの仕事は把握しているつもりです。
そこで今回は、アシスタントディレクターとしての基本である『テープを使う場面』について解説していきます。
なぜテープなのかというと、ADの仕事の超基本だからですね。
テレビ業界に興味がある方、要チェックですよ。
撮影時の出演者の立ち位置
ということで、テープを使う場面その1。
撮影時の出演者の立ち位置です。
どういうことかというと、
テレビスタッフ的に出演者には「ここに立ってほしい」という立ち位置があります。
その立ち位置の床にテープを貼るっていうわけです。
ちなみにアルファベットの『T』のように貼ります。
大体リハーサル時にカメラの画角とか決めるので、その時に貼ることが多いですね。
ちなみにテープを貼ることを『バミる』って言います。業界用語です。
「そこバミっといてー」と言われたら、そこにテープを貼るっていうわけです。
小道具とかセットの位置
続いて、テープを使う場面その2。
小道具とかセットの位置です。
これもまぁ出演者の立ち位置に貼る場面と同じやり方です。
小道具とかセットのような無機物でも、カメラ映りを綺麗にするために、小道具を置く位置に貼ります。
人の場合は『T』でしたが、無機物の場合は『L』で、四隅に貼ることが多いです。
いや〜めんどくさいですね。
よくやってたなぁーこんなの。
しかしこのように、苦労や面倒な作業のうえに『撮影』があるんです。
AD志望の方は、頑張ってください。
物の補強
そしてテープを使う場面その3です。
物の補強です。
その名の通りですが、撮影前後にはなぜか物がよく壊れます。なぜでしょう。
その緊急処置として、テープを貼るわけです。
ちゃんと入念に準備していても、思いもよらないトラブルは必ず起きます。
ちゃんとテープを貼ってトラブルを乗り切りましょう。
ちなみに代表的なトラブルとして、機材の故障、小道具の破損があります。大体テープを貼れば大丈夫だったりしますよ(体験談)
小道具の作成
最後です。テープを使う場面その4。
小道具の作成です。
大手キー局などの制作会社は専門に美術スタッフがいて、小道具の制作も受け持ってるかもしれませんが、
中小企業の制作会社は違います。
小道具もスタッフが作成します。
もちろんアシスタントディレクターの担当です。
その作成時にテープを使うんですね。
小道具の作成はAD時代によくやってました。
しかし、僕は本当に不器用なので苦手でした。
よく徹夜で作業してましたね…(遠い目)
いざとなったら、誰かに頼るのも手ですよ。
僕は泣きついて先輩ADにバトンタッチしてたりしてました。
テープの種類
テープといっても色々種類があるんですよ。面倒くさいことに。
この記事でも書いてます。
- 養生テープ
- パーマセル
- ガムテープ
- ビニールテープ
- マスキングテープ
これくらい常に準備しておかないとダメです。
一応リンク貼っておきますー。興味ある方はどうぞ。
まとめ
ということで、今回の記事は『ADがテープを使う場面』についてでした。
- 出演者の立ち位置に貼る
- 無機物のセット位置に貼る
- 小道具などの補修
- 小道具の作成
主にこの4つですね。
テープはアシスタントディレクターにとって必要不可欠な仕事道具の1つです。
使用頻度が高いので、消耗には注意したいところです。
常にいくつかストックを補給しておきましょう!