アシスタントディレクターの転職先はどこ!?辞める理由とは??
こんにちは。アシスタントディレクターのノベルです。
今回はアシスタントディレクターの転職先について解説していきます。
聞いたことあるかもしれませんが、アシスタントディレクターは過酷な仕事です。
こちらの記事にて、その仕事っぷりを書いています。
そうなると離職率も高くなるわけですね〜。
そこで今回はアシスタントディレクターを辞めたいった人はどんな職場に転職しているのか。
その実態に迫っていきます!
当然テレビ制作会社に入社してみて、テレビの仕事が合わなかった人も中にはいるわけです。
そういう人達の参考になれればいいなと思います!
アシスタントディレクターとは?
アシスタントディレクターとはどういう仕事なのか、過去記事を載せておきます。
こういう本もありますので、参考までにどうぞ。
ちなみに結構リアルです。
AD(アシスタントディレクター)残酷物語―テレビ業界で見た悪夢
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アシスタントディレクターの離職率は?
『アシスタントディレクター 離職率』で検索してみると、このような結果が出ました。
アシスタントディレクターとして1年以上生き残るのは3割程度。
ということらしいです。
これは合ってると思います。
僕にも入社時、同期が2人いましたが、
一年以内に同期全員辞めてしまいました。
辞めた理由としては
- 『体力的、精神的にしんどい』
- 『先が見えない』
- 『休みがない』
- 『低収入』
という理由なんですね。
辞めた理由1.『体力的、精神的にしんどい』
アシスタントディレクターは仕事に追い詰められることが多いです。
下っ端の中の下っ端であるが故に、人間扱いされないこともしばしば。
体力的にはもちろん、精神的にもかなり負担が掛かります。
その結果一年以内に辞める人が大半というわけですね。
アシスタントディレクターを辞めた理由の8割ぐらいはこの理由だと思います。
辞めた理由2.『先が見えない』
アシスタントディレクターになれたからといって、
必ずしも出世するわけではありません。
むしろ出世する人のほうが少ないです。
かといって、アシスタントディレクターを経験しないとテレビ業界がどういうものなのか、わかりません。
ですので、出世するにはアシスタントディレクターを経験することが必要不可欠です。
しかしアシスタントディレクターを経験したからといって、必ずしも出世するわけではない…
まさに負の連鎖。
出世するかどうかは、本人の能力次第です。
何年アシスタントディレクターを経験していようが、能力が無ければディレクターやプロデューサーにはなれないのです。
厳しい業界ですが、こういった理由で辞めた人も多くいます。
辞めた理由3.『休みがない』
ぶっちゃけ休みは少ないです。
僕の場合、年休70日もないと思います。
理由としては仕事が多いからです。
土日関係なく、編集業務や番組の仕込みがあります。
落ち着いたら適度に休日が貰えるといった具合です。
完全週休二日制を希望する方はテレビ業界は避けたほうがいいですね。
辞めた理由4.『低収入』
『アシスタントディレクター 年収』で検索してみました。
すると、このような結果でした。
一般的に給料がいいとされるテレビ業界。 しかし、まだ「駆け出し」とされるADの場合は、年収250万円程度から600万円前後におさまることが多いようです。 キー局の場合は実力次第で年収が上がり、数年で1000万円に達する人もまれにいます。 地方局では、キー局ほどの年収はないものの、だいたい500万円程度が目安になります。
制作会社のアシスタントディレクターであれば年収250万程度ですね。年齢関係なく。
ご覧の通り、低収入なんです。
大半のアシスタントディレクターは制作会社勤務ですので、低収入です。
その為、年収の低さに我慢出来ず、辞めることに繋がってしまいます。
しかしキー局などのテレビ局のアシスタントディレクターであれば、年収500万以上は貰えます。
高収入ですが、テレビ局のアシスタントディレクターになるのは困難です。
大卒はもちろん、良い大学を出ていることが最低条件ですね。
アシスタントディレクターの転職先は?
アシスタントディレクターを辞めた人の転職先はどういう職業が多いのでしょうか。
僕の身の回りはこんな感じですね。
転職先1.『公務員』
『とにかく休日と福利厚生がちゃんとしたところに行きたい』
そういっていた元同期のアシスタントディレクターは公務員に転職しました。
まさにアシスタントディレクターとは正反対の職種です。
公務員は前職を問われることもありませんので、民間企業から転職される方が多いですね。
元同期によると、
土日祝日休みである上に、アシスタントディレクター時代のような激務もないそうです。
当然、お給料もそれなりに貰えているそうです。
ただ事務仕事であるため、やりがいは特に感じないとか…。
転職先2.『営業職』
アシスタントディレクター時代に培う能力の一つである『コミュニケーション能力』
これを生かすために営業職に就く方も多いです。
アシスタントディレクターになると、コミュニケーション能力は嫌でも付いてきます。
僕も苦手な方でしたが、仕事をこなしていく内に普通レベルには持ってこれました。
この培った能力を生かして営業職に就く方は多いです。
AD時代の最初は気づかなかったけど、
仕事をしていくうちに「喋ることが好き」ということに気づいた方もいます。
そこから喋ることが中心となる営業職に転職することを決めた方も多くいて、
今では立派に営業マンとして活躍されている方も大勢いますね。
アシスタントディレクターの仕事をしていくうえで、
本当にやりたいことが見つかることもあったりするのです。
転職先3.『広告関係』
テレビは最強の広告です。
大抵の企業はテレビで自社のサービスや商品を宣伝したいのです。
そのため、テレビ業界にはあらゆる企業のお偉いさんが大勢います。
そのなかで、お偉いさんとの人脈を築いていきます。
そして、その人脈を持って広告会社に転職するのです。
なぜ広告会社かというと、最強の宣伝ツールであるテレビの仕組みを理解しているうえに、その中で築いたあらゆる企業のお偉いさんとの人脈が広告会社で生かせるからです。
最強の広告であるテレビを理解している人を広告会社は重宝します。
もしかしたらテレビを利用した宣伝が上手く出来るかもしれませんからね。
その上、あらゆる企業のお偉いさんとも繋がりがあるとすれば、
まさに最強の広告マンになれるのです。
そのため、広告関係の職に転職する方もいます。
転職先4.『WEB系動画制作』
アシスタントディレクターはパソコンに触る機会が多いです。
そのため、多少パソコンに詳しくなるのですね。
しかも編集もしているとなると、結構高レベルな水準でパソコンを熟知していることになります。
そこを生かして、WEB系統の動画制作をしている会社に転職される方がいます。
具体的にいえば、YouTubeなどの動画サイトで流す用の動画を作成しているのです。
編集マンというやつですね。
この手の職は、最近YouTubeを始めたとした動画サイトに多く需要があるそうで、わりと求人は出している印象がありますね。
ずーっと机のパソコンに向かってカチカチと音を鳴らしながら、編集していく仕事です。
地道ではありますが、そういうのが苦ではない人は向いているかもしれませんね。
ちなみに僕は苦手です…
まとめ
アシスタントディレクターは過酷な仕事です。
大半の人は1年以内に辞めてしまいます。
しかし自分に合わなかったら、とことん辛い仕事です。
辞めることは決して悪ではありません。
むしろアシスタントディレクターの経験を生かせれば、
どんな職業でも臨機応変に対応できるんじゃないかと思います。
ここまで現代の日本においてキツイ仕事はないので、安心してください。
同じ業界の職に移るもよし、他業界に移るもよしです。
頑張って生きていきましょう!
それでは今回はこの辺で。
ばいばい。