北九州に移住するので、支援制度の申請をしてみた
先日、僕は無職になった。
無職になった経緯は、こちらの記事で確認できるので、暇な人はどうぞ。
無職になったとはいえ、僕には養うべき人がいる。妻と娘だ。
早々に働かないといけない状況なのは、自明の理だろう。
僕は現在東京に在住しているが、無職になったこともあり、これ以上在住している意味がない。
ということで、僕の地元である福岡県北九州市に家族共々、移住することにした。
僕の実家付近に住むことで、生活科の安定化を図ることが目的だ。
正直東京は合わなかった。東京の余裕のない雰囲気や、嫌な緊張感、テキパキと働いている方々が苦手だった。
4年ほどお世話になった東京を後にし、僕は地元に帰ることにする。
北九州市移住支援制度を知る
僕が住んでいたころよりも、地元北九州はより発展している。
その証拠となるのが、この北九州移住支援制度である。
調べてみてわかったが、移住支援制度にはいくつか種類があるようだ。
- 子育て・転入応援メニュー【賃貸】
- 新生活応援メニュー【賃貸】
- 定住・移住促進支援メニュー【持家】
この3種類である。
なぜか支援という言葉を『メニュー』という言葉に置き換えているが、要は支援である。
この3つの支援制度の中で、僕が当てにしようとしていた制度はこれだ。
『子育て・転入応援メニュー【賃貸】』である。
子育て・転入応援メニュー【賃貸】の支援額と対象者
この制度の名前通り、子育て・転入を目的とした移住者を支援制度である。
この制度は、具体的に以下のような支援がされる。
【最大20万円(家賃2ヶ月相当分)、その他夫婦共に市外に1年以上居住している新婚世帯、又は子どもが3人以上いる多子世帯のいずれかに該当する場合、最大30万円(家賃3ヶ月相当分)】
最大20万円と設定された家賃2ヶ月分または、最大30万円と設定された家賃3ヶ月分が支援される制度だ。
移住直後は、お金が全くない僕たちにとっては、超絶ありがたい制度である。
なお、支援対象者は以下の通りである。
<対象者>
○申請者が39歳以下で市外に1年以上居住し、かつ世帯人員が2人以上の世帯で、以下の
いずれかに該当する方 ・新婚世帯(結婚5年以内、又は3ヶ月以内に結婚予定) ・多子世帯(子ども2人以上と同居) ・多世代同居又は近居(子どもがおり、親と同居又は近居) ・企業移転などに伴い転入する従業者<対象住宅>
*街なか※2 区域内に所在し、宅建業者の仲介を受けた住宅に限る。 ○街なかの民間賃貸住宅(街なかに所在する中古の賃貸住宅) ○特定優良賃貸住宅(特定優良賃貸住宅の認定を受けたもので家賃補助が終了したもの) ○空き家バンク登録住宅(北九州市空き家バンク要綱に則って媒介契約を締結したもの)
ご覧の通り、対象者そして対象住宅の条件は、かなり細かい。
ちなみに『街なか』というのは、北九州市が独自に区分けした市内の区域のことである。
市内のほとんどを網羅しているため、大抵の住宅は当てはまっているはず。
支援対象に当てはまるのか
僕の場合だと、支援対象に当てはまるのか。
考えてみた。
- 対象者:新婚世帯(結婚して2年ぐらい)なのでok
- 対象住宅:街なか区域内かつ民間の賃貸住宅。
問題なしだと思う。
必要書類を北九州市のWebページからダウンロード&印刷して、必要事項の記入を行う。
書類の記入は簡単だ。申請者の名前と現住所、印鑑、入居予定物件の住所を記入するだけ。
記入後、北九州市に郵送して手続きは完了である。
郵送翌日、電話が鳴る
郵送後、僕のiPhoneが鳴った。
北九州市から電話がきた。
電話内容はこうだ。
「申し訳ありません。山下様の移住予定住宅は、支援対象外となります。理由としましては、移住予定の物件が、土砂災害特別危険区域内の物件だからです。」
まさかの支援対象外である。
なんとかならないか交渉してみたものの、やはり難しいようだった。
家賃3ヶ月分最大30万円の支援を当てにしていた僕は、途方に暮れた。
移住を予定している方は、支援制度を要チェック
今回、僕は残念ながら支援対象外となってしまった。
しかし、支援制度があるということを知れたのは大きいと思う。
もし、この記事を読んで、移住を検討している方がいたら、移住先の支援制度を調べることをおすすめしたい。
条件によっては、かなりの額の支援金が貰える可能性があるので、調べておいて損はないはず。
僕は、支援対象外となってしまったので普通に移住します。
最早ただの引越し。